浪費癖を治したいと悩むKさんの場合

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Kさんは、社会に出て収入を得るようになってからというもの、毎週のように競馬に夢中になっていました。
また、競馬だけでなく、Kさんにはひどく浪費をする癖があり、足りなくなった生活費はすべて貸金業者からの借り入れで賄ってしまっていたのです。
というのも、競馬に勝ったときは勝った分だけ贅沢をし、負けたときは次への励みやストレス発散と名目を立て贅沢をしていました。

こんな生活をいつまでもしていられるわけもなく、貸金業者からの借り入れは気付けば限度額近くにまで達してしまっていたのです。返済への心配はあったものの、ボーナスさえ入れば大丈夫と考え、ほぼ利息分だけの返済しかしていなかったことも原因の1つです。

返済に困り専門家へ相談

しかし、Kさんの会社は営業不振に悩まされていたようで、突如としてボーナスがカットされることになりました。
年2回あったボーナスがカットされるとは考えてもいなかったため、Kさんは返済について真面目に考えることにしたのです。

それからKさんは完済する努力をしてはいたのですが、すでに癖になってしまった浪費からなかなか脱却することができず、気付けばまた借り入れに頼る生活に戻ってしまいました。
返済のために節約しようと努力する心がけだけはあるのですが、数日節約をすると、頑張ったから今日くらいはいいだろうと、今までの節約分をすべて競馬に使ってしまうこともありました。
このままではいつまでも経っても借金を完済することができないと考えたKさんは、専門家に相談してみることにしたのです。

浪費癖による悪循環を断つために自己破産

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Kさんのように、浪費癖に悩まされている方はたくさんいらっしゃいます。
そういった方ほど完済への思いは強いのですが、浪費を治すことができない自分に余計腹が立ち、悪循環が生じてしまっていると言えます。
こういった場合は、自己破産をはじめとする債務整理をするのが良いでしょう。

債務整理をすることによって、新たな借り入れが困難になることから、貸金業者からいつでも借り入れできるという安心感がなくなります。
ここまで追い込まれてはじめて浪費癖が治ったという方は大多数なのです。

実際にKさんの月々の収支を見たところ、確かに浪費があるとは言えますが、それ以上に借金が多すぎることが判明しました。
Kさんの収入ではとても返済していける金額ではなかったため、今回は自己破産が適正として手続きを進めていくことにしました。
その後、無事に免責決定を得て借金への返済というストレスが廃除されたKさんは、今までの浪費が信じられないほどの倹約家となり、自身の家を建てることにも成功しています。

0214020005ちょっと待って?ふとした疑問もここで解決

ここまで読んでいただいた方、1つの疑問が思い浮かんでいるのではないでしょうか?

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そもそも、Kさんが借金をした理由はギャンブルです。いってしまえば悪質な浪費行為と言えますが、こういった理由でも自己破産は認められるものなのでしょうか?

結論からいえば、たとえギャンブルが理由であっても自己破産は認められています。

しかし、自己破産の手続き上、ギャンブルをはじめとする浪費行為は、「免責不許可事由」といって、通常であれば免責が出ない、つまり借金免除の対象にならない事由に該当しています。

とはいえ、免責不許可事由に該当しているすべての方を機械的に免責不許可にしてしまえば、自己破産の本来の目的である、「多重債務者の救済」を果たすことができなくなってしまいます。

そこで、たと免責不許可事由に該当していたとしても例外的に免責決定を出す、「裁量免責」を求めることによって借金を免除してもらいます。

裁判官にだけある権限「裁量免責」とは?

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裁量免責というのは、裁判所の裁判官の権限で免責決定を出すことを指しています。

具体的に言えば、裁判官が免責を出すのが相当と判断した場合、通常の免責と同様の効果が生じる裁量免責が出されるということ。
これこそギャンブルが原因でも自己破産ができる理由です。

そして、この裁量免責を得るためには、裁判官との面接である「審尋」という手続きを経る必要があります。これは自己破産の申立後に行われる手続きで、原則2回行われます。

裁判官はこの審尋で破産者の反省度や、今後に向けた誠実さを見極め、更生の可能性が十分にあると判断した場合に、裁量免責を認めているのです。

なお、この審尋は弁護士に自己破産を依頼していた場合、同行してもらえるばかりか、代わりに発言してもらうことも可能です。
自身が困る質問されたとしても、弁護士さえいれば適正に対処してくれるというわけです。自己破産を弁護士に依頼すると、こういったメリットも生じるというわけです。

 

ys

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