ショッピング依存症になってしまったBさんの場合

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Bさんは、社会人になってから数年後、素敵な巡り合いもあって結婚をすることになりました。
結婚してからというもの、毎日幸せな生活を送っていたのですが、旦那さんの転勤が理由となり、地方へ引っ越しをすることになってしまったのです。

今までの職場を離れることに不安があったBさんですが、旦那さんのためと思い、引っ越し先で新たな職場を探すことにしました。

引っ越し後、Bさんは無事に新たな職場が決まったのですが、その職場では、いじめにあうようになってしまったのです。
Bさんは、心配をかけたくないあまり、誰にも相談せずに我慢をしていたのですが、ある時からストレス発散のために過度なショッピングをするようになってしまいました。
Bさんは、一度購入したものを再度購入するなど、まさに病的なほどのショッピング依存症になってしまったのです。
数ヵ月もしないうちに旦那さんが異常な金額の請求書に気付き、カードを破棄することによってショッピングを止めさせました。

結局、2~3ヶ月の間に300万円ほど利用をし、もともとあったローンと相まって、Bさんは400万円近い借金を抱えることになってしまいました。
数ヵ月は旦那さんも返済に協力してくれていたのですが、Bさんはストレス発散のはけ口を失ってしまったこともあり、仕事を続けることができなくなってしまいました。

このことから、Bさんの収入は0円になってしまい、これ以上の返済は不可能と判断をしたため、自己破産を決意されたそうです。

ショッピングが原因の自己破産は多い

今回のように、過剰なショッピングが原因となって自己破産をする方は多く見受けられます。
しかし、過剰なショッピングというのは、ギャンブルと同様の浪費行為であるため、免責不許可事由に該当します。
また、1度も返済しないで自己破産の申し立てをすると、初めから返済する気のない借入であったとして、2つの免責不許可事由に該当してしまうこともあるのです。

Bさんの場合、旦那さんの協力もあって数ヵ月間は返済していたため、2つの免責不許可事由に該当することはありませんでした。
しかし、もし1度も返済をしていなかった場合、返済を受けられなかったことに憤った債権者が自己破産の手続き自体に異議を出してくることがあり、手続きがスムーズに進まないこともあるため注意が必要と言えるでしょう。

最終的な裁判所の判断としては、免責不許可事由に該当する行為ではあるものの、過剰なショッピングをしていた当時、Bさんは精神的に安定しているとは言えなかったことと、今後は何事も旦那さんに相談をし、協力し合いながら生計を立てていくという姿勢が認められたため、無事に免責決定が出されることになっています。

0214020005ちょっと待って?ふとした疑問もここで解決

ここまで読んでいただいた方、ある1つの疑問が思い浮かんでいるのではないでしょうか?

上記のことから、免責不許可事由に該当していても裁量免責により免責決定が出ることはわかりました。
では、裁判所ではなく債権者から自己破産手続きに異議を出されてしまった場合は、どうなってしまうのでしょうか?
こちらの答えは、「異議が認められれば破産債権から除外されるが、異議が認められることはほとんどない」というものになっています。
それでは以下にてさらに詳しく見ていきましょう。

債権者からの異議申立はほとんどない

自己破産の手続きでは、債務者と債権者の立場を公平にする意味で、一方的に借金を免除にするわけではなく、債権者側から異議を申し立てる機会も設けられています。
異議申立ができるタイミングはいくつかありますが、いずれにしても一般的な貸金業者から異議申立がされることはほとんどありません。
一度も返済していないといった悪質な行為があった場合、中小の貸金業者が嫌がらせの意味で異議申立してくることはありますが、大手の貸金業者がそこまですることはまずありません。
現実には異議申立を心配する必要はほとんどないのです。

個人から異議申立される可能性

ただし、親族や知人といった個人的な貸付けの場合、破産者への私怨から異議申立されるケースは存在します。
とはいえ、個人が異議申立をするハードルは非常に高いですし、自己破産の異議申立の依頼を受ける弁護士というのも、認められる可能性の低さからほとんどいません。

では、仮に異議申立が認められたとしたらどうなってしまうのでしょうか?
この場合、すでに上記でも触れていますが、破産債権から除外されることになります。

どういうことかというと、免責の効力が及ばなくなってしまうということ。
つまり、最終的に免責決定が出ても、その債務だけは支払い義務が残ってしまいます。とはいえ、すでに説明したように、この可能性は非常に低いため、債権者からの異議申立はそこまで恐れる必要はありません。

ys

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