婚約者が自己破産すると言っていて将来が不安です・・・

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質問:私の婚約者が自己破産をすると言っています。

借金をしていることは薄々感じてはいましたし、それでも良いと思っていましたが、まさか自己破産をするほどとは思っていませんでした。
結婚前から自己破産をするなんて、将来が不安すぎて仕方ありません・・・。自己破産をした場合、将来的になにか不利益になることはあるのでしょうか?
私への影響はどうなりますか?こういった場合、結婚は取りやめたほうが良いのでしょうか・・・?
自己破産という言葉だけで、どうしても偏見を持ってしまうのが本音です。

回答:婚約者が自己破産をすることを不安に感じておられるのですね。結婚生活を送るとなれば、当然お金の問題は出てくるため、不安になるのは仕方がありません。
しかし、自己破産はそれほど不安に感じる手続きではありません。
法的には「個人」の清算手続きという性質がありますので、他人への影響を心配する必要はないのです。

また、将来的にまったく不利益がないわけではありませんが、それも捉え方によっては大した不利益ではありません。
よって、相手が自己破産をするというだけで結婚を取りやめる必要は一切ないと言えるでしょう。むしろ、自己破産をせずにそのまま結婚してしまったほうが返済に追われて大変な思いをするかもしれません。

自己破産は個人的な手続きである

自己破産というのは、個人のために行う手続きであるため、連帯保証人でもいない限りは他人に影響を与えることはありません。
もちろん、結婚相手や自身の子どもであっても同様です。

そもそも借金の返済義務というのは、借り入れ名義人以外に派生することはありません。
「婚約者だから返済義務がある」、などと言ってくるのは闇金業者だけです。

また、一般の貸金業者がそういった悪質な取り立てをすれば違法取り立てに該当し、金融庁に処分されてしまうため、そういった取り立て行為を行うことはまずありません。

ただし、借入名義人以外に請求がいくケースとしては相続が考えられます。
相続というのは借金も対象になっているため、借金を抱えている方が亡くなると、その配偶者や子どもに対して請求がいくことになっています。今回の件とは関係ありませんが、予備知識として覚えておくと良いでしょう。
借金をそのままにしていると、その方の死亡時(相続時)に上記のように弊害もあるということです。であれば、いっそ自己破産したほうが良いとも言えます。

自己破産した場合のデメリットについて

上記のように、相続という例外を除けば、たとえ結婚相手であっても自己破産の影響を受けることはありません。しかし、結婚生活を送るうえで、デメリットがまるでないとは言えません。

というのも、自己破産をすると、その後、数年間(一般的には5~7年)は新たな借り入れが困難になってしまうのです。
結婚生活を送ることを考えれば、冠婚葬祭などの急な出費時に借り入れができなかったり、住宅ローンや自動車ローンが組めなかったりといった弊害があります。

しかし、こちらもあくまで自己破産した方、個人の信用情報の問題であって、結婚相手にまで影響を及ぼすことはありません。
手に自己破産歴があったとしても、自身が自己破産していなければ、急な出費時の借り入れもローンも問題なく組むことが可能となっています。

よって、婚姻後、どうしても借り入れが必要になる機会があれば、結婚相手が補うことも可能となっています。
また、個人信用情報への影響はいつまでも続くわけではなく、期間経過によって抹消されるのでご安心ください。

言い換えれば、自己破産手続きが早ければ早いほど、後の生活に影響が及ぶ可能性が低くなるということです。
婚姻前に自己破産で借金問題を清算しておけば、数年後には信用情報が原因でローンが組めないといった心配はありません。

無一文になるわけではない

また、自己破産したからといって無一文になってしまうわけではありません。
時価で20万円以上でなければ、換価(現金化のこと)して債権者への配当に充てられる心配はありませんし、生活を送る上で必要最低限の財産まで回収される心配もありません。
20万円未満であれば、中古車などを保有することできるのです。

よく自己破産するとまともに生活を送れないといった間違った認識をしている方が多くいますが、現実にそんなことはありません。自己破産は多重債務に陥ってしまった方の救済措置なのです。
今以上に生活が悪くなってしまうことはまずありませんのでご安心ください。

自己破産しないほうが不安を募ることに

とはいえ、確かに自己破産は人生の中で大きな決断と言えます。

しかし、それをしないでいつまでも無理な返済を続けてしまえば、貯金もたまりませんし、苦しい生活は継続したままとなってしまいます。自己破産をするほどの借金があり、それを返済できないのであれば、自己破産をするに越したことはありません。

さらに言えば、婚約をしたからこそ、将来のために自己破産をしようと決意したとも捉えることができます。
自己破産をせずにいるほうが、結果的には将来への影響は大きくなってしまうものです。

借金の返済を行いながら結婚生活を送るとなると、どうしてもマイナスイメージを持ってしまいますが、自己破産さえすれば返済に悩まされることはありません。借金という言葉と同様、自己破産にはどうしてもマイナスイメージが付きまといますが、結婚生活を送りながら借金の返済をせずに済むことと比較すれば、マイナスどころかプラスに捉えることができると言えます。

どうしても自己破産に抵抗のある方は・・・

とはいえ、価値観は人それぞれなので、それでも自己破産に抵抗がある方がいてもおかしなことではありません。こういった場合は、一度、専門家に相談してみることをおすすめします。

上記のように、自己破産という手続きはマイナスばかりではなく、自己破産したことがプラスに働くことはたくさんあります。
しかし、それでも抵抗を感じている方の多くは、まだ自分で納得しきれていない部分があるからに他なりません。こういった個別に感じる疑問点を解消させるには、やはり専門家に直接話を聞くことをおすすめします。専門家であれば、自己破産という手続きがどういった意味を持っているのか、自己破産後の生活はどうなるのかといったことだけでなく、個別に感じている疑問点をすべて解消できるだけの豊富な知識を持っています。
自己破産という手続きを理解している方からすれば、自己破産してマイナスになることはほとんどありませんし、自己破産できるのであればしたほうが良いとすら考えているのです。

自己破産で得られることはたくさんある
たとえば、自己破産すれば今以上に借金が増えることはなくなるばかりか、数年間借り入れができなくなるため、染みついてしまった借金癖を治すことも可能です。過剰なギャンブルやショッピングといった浪費が原因で自己破産した方も、自己破産が更生のきっかけになってくれるのです。

また、借金を積み重ねた理由は人それぞれで、すべての方が浪費によって自己破産するわけではありません。中には自己破産せざるを得ないような事情があった方もいらっしゃいます。

そういった不遇な人生を歩んでしまった方も、自己破産によって新しい生活を取り戻すことができるのです。自己破産するすべての方が、自分だけの原因で借金を重ねたわけではないのです。
自己破産への偏見は、こうした手続きの本質を知ることで解消されるはずです。

 

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