若いうちから自己破産しないほうが良いって本当?

imasia_14702212_S

質問:軽い気持ちで借金を繰り返していたら、気付けば返済しきれない金額になっていました。
今の収入ではとても返済が間に合いません・・・。これはもう自己破産するしかないと考えているのですが、私はまだ20代後半で、今後のことを考えると自己破産をするのが怖いです。
友人にも若いうちから自己破産するとマイホームも持てないし、結婚もできないと脅かされています。
やはり、若いうちから自己破産はしないようが良いのでしょうか?

回答:確かに若いうちから自己破産をするのを怖いと感じる方は多いかもしれません。
しかし、年齢を重ねるごとに自己破産への影響は強くなってしまうもの。
若いうちならやり直せるという言葉もあるくらいで、若いうちに自己破産をすることによって、結婚適齢期となる数年後には信用情報もすっかり回復し、将来的にはマイホームを持つことも可能と言えるでしょう。
若いうちの借金をいつまでも引きずるのではなく、潔く自己破産するというのも正しい選択肢の1つです。

若ければ若いほどデメリットは希薄

自己破産の最大のデメリットといえば、今まで自身が形成してきた財産の多くを手続きの中で失ってしまうことと、数年間は新たな借り入れができないという点です。

しかし、若いうちであれば失ってしまう財産もそれほど大きくはありませんし、若いうちのほうが自身の収入から使える現金も多く、借金をしなくともなんとか生活できることがほとんどです。
ところが、年齢を重ね、結婚をし、子どもができたともなれば、失う財産も増え、急に現金が必要になる機会も増え、ローンを組む機会だって出てくると言えます。つまり、自己破産という手続きは、若ければ若いほど将来への影響も少ないということです。

自己破産しないでいると・・・

一方で、若いうちに積み重ねすぎてしまった借金を、無理やり返済しながら年を重ねてしまうと、様々な弊害が起こります。

たとえば、自宅を購入しようにも無理な返済がある以上、なかなかローンを組むことができませんし、仮になんとか自宅を購入できたとしても、住宅ローンと返済をやりくりするのは簡単なことではありません。
もし、途中で住宅ローンが支払えなくなってしまったとなれば、せっかく購入した自宅を失ってしまう危険もあります。また、車をローンで購入したとしても、最終的に返済負担に耐え切れず、自己破産することになれば失ってしまいます。

自己破産を検討せざるを得ないほどの借金を抱えたまま、若いからという理由だけで拒み続けていると、さらに年を重ねてから今以上に自己破産しづらい状況ができてしまうのです。
ここまで来てしまうと、自身の財産や家族を守るために、一生自己破産しないという選択しかできないと、自らを追い込みすぎてしまう方もたくさんいらっしゃいます。
借金問題というのは、若いうちに解決できるほど、将来への負担も最小限にできるのです。

自己破産は決して恥ずかしいことではない

また、若いうちに自己破産をするなんて恥ずかしいと考える方もいるかもしれませんが、自己破産は決して恥ずかしいことではありません。
むしろ、若いうちからお金に対してまっすぐに向き合い、今までの自身のお金の管理について反省をし、今後の人生に活かしていくことのほうがよっぽど大切なこと。
自己破産は、お金に対する考え方にも影響を与えてくれる手続きです。

当然、若いうちは難しいことなど右も左もわかりませんし、自己破産に対する不安も多く、なかなか踏み出すことができないかもしれません。
しかし、現在の状況を打開する1つの方法として、自己破産をはじめとする債務整理手続きについても視野に入れてみてください。

自己破産によって新しい生活を手に入れ、借金に悩まされない日々を送られている方はたくさんいらっしゃいます。自己破産したからといって、周りに知れる可能性は限りなく低く、自分で口を滑らせでもしない限り、まずないと考えていて問題ありません。

また、以下で説明するように、いずれはマイホームも持てるようになります。自己破産は決して恥ずかしいことではないので、安心して手続きに臨んでください。

自己破産してもマイホームは持てる

たとえば、質問者様のように20代後半で自己破産したとして、その5~7年後には新たな借り入れが可能になっています。
自己破産によって信用情報に悪影響を与えるのは避けられませんが、それはいつまでも続くわけではありません。
期間の経過によって抹消されるのです。

今でこそ、それほど収入は多くないかもしれませんが、30代前半となれば収入も増えてくる時期ですし、30代後半ともなれば、すでに信用情報は回復し、自己破産と借り入れできない期間に身に付いた金銭感覚により、貯金ができている方もたくさんいらっしゃいます。
となれば、当然、マイホーム購入の頭金だって用意できますし、信用情報が回復しているのだから住宅ローンだって組むことができます。
もちろん、結婚の弊害になることもないでしょう。

たとえ自己破産したとしても、その事実が戸籍などに記録されてしまうわけでもありません。
自己破産は一生付きまとうものではなく、ほんの数年間ほど信用情報に影響があるだけです。
数年間借り入れが制限されるのと、何十年も返済し続けることを比較してみても、どちらが有意義は明白です。長い目でみれば、若いうちの自己破産を恐れる必要はないのです。

専門家への相談が借金問題解決への第一歩

とはいえ、何から手を付けて良いのかわからないという方がほとんどなのは仕方がありません。
自己破産といっても何をすれば良いのか?そもそも経験自体がないのだから、ここに関しては若い若くないは関係ありません。
借金問題解決への第一歩は、専門家に相談してみることです。
ここでいう専門家というのは、法律の専門家の中でも「司法書士」か「弁護士」になります。いずれの専門家も借金問題解決に長けていますので、相談するだけでも十分に価値があります。

また、相談してみた結果、自己破産が適正ということになれば、そのまま依頼もできます。ただし、司法書士の場合、自己破産手続きを代理で行うことができない(裁判所とのやり取りを任せることができない)ため、弁護士に依頼したほうが賢明と言えます。

最近は気さくな弁護士が増えている

弁護士というと、なんとなく敷居が高い気もしてしまいますが、最近の弁護士はそんなことはありません。
司法試験の合格者が増えてきた効果もあり、若い弁護士も増えてきていますし、弁護士の業界内でも宣伝や報酬の自由化がされ、顧客争いもされるようになってきています。
そんな中で、より良いリーガルサービスを提供できるようにとの意識が高まっていますので、なんとなく相談しにくい・・・といった雰囲気を感じることはほとんどないと言えます。

また、最近では債務整理問題の場合、無料法律相談を実施している専門家の事務所が増えてきました。
以前まで、法律相談といえば30分5000円といった相場がありましたが、無料での利用ができる事務所も数多くありますので、こうしたサービスをうまく利用しましょう。
ただ、多くの事務所は事前予約が必須となっていますので、いきなり直接尋ねるのではなく、事前に電話やインターネットを通じて予約をしておきましょう。
必要書類などもその際に指示されるので、不安もなく相談に入れるはずです。

 

ys

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ